189. Flex Radio - 淺海 直之/JA1OWP - 2012/06/28(Thu) 11:24
尾崎さん、他皆様
Flex Radio社のSDRトランシーバーをご購入なさったそうで、着々ですね。SDRラジオの機能でスペアナ的な表示が出来ることがありますけれど、私の使っているアイコムのトランバより余程、高機能というか、分解能が良いようですね。お使いの方のQSOを聴いていると、他人の電波の批評をしたくなっているような方が多いように感じます。
それにしても、米国からこの種のものを購入するのが本当に簡単な時代となりました。つい先日、あるパーツ(類)をWから購入したのですが、Webpageから注文を入れたのが日曜日で、3日後の水曜日に配達されてきたのには驚きました。重量は兎も角、50センチ角ぐらいの段ボールに入ってきましたが、送料は100ドルほどです、、、、安い、は言い過ぎとしても、でも簡便にはなりました。
SDRと言うかDSPラジオですけれど、アマチュア無線の場合には送信周波数帯域幅は3KHzに制約されているわけで、幾らハイファイと言っても、そのままでは極めて不自然な音がします。人間の声と言えども沢山の倍音が含まれていて、スペクトラムとしては10KHzぐらいまでは十分に分布しているそうですから。それを3KHzでスパッと切ってしまうわけで、何等かの音声処理をしないとボソボソというか籠もった音になるのは当然です。
実は、この辺りの事が良く分かっていないOM(含む大OM)がいて「私の電波は帯域内でフラットにしています」とノタマワっています。マイクも同様ですね。フラットな特性のマイクって殺し文句。FMラジオなり何なりでグライコを使い、低域側はフラットに延ばし高域側を3KHzでスパッと切ってみると、人間の音声の場合には特に、如何に不自然な音になるか、分かる筈なのですが、、、
「(限定的な周波数帯域内で)フラットで、歪みが少ない」=「良い音に聞こえる」ではないから、面白いのでは、と思って何十年です。
でも、尾崎さんの成果、楽しみです。泥沼に嵌ってしまうかな?色々と教えて下さい!
淺海 直之
JA1OWP/KE2HP/JQ2UNY